一人ひとりが意志を持って歩いていく。

働き方“変革への挑戦”プロジェクト

Mission 

日本の少子高齢化問題。労働人口への負担増加を避けるために国は企業に定年延長などの高齢者雇用確保措置を求めています。YKKグループではこの問題にいち早く着手。定年延長だけでなく定年制の廃止まで踏み込んだ人事制度改革を打ち出しました。同時に組織風土の変革に取り組み、「働き方“変革への挑戦”プロジェクト」を立ち上げました。私たちに与えられたミッションは、この働き方“変革への挑戦”プロジェクトを従業員一人ひとりに浸透させ、このプロジェクトに主体的に取り組もうと思ってもらうことでした。

Concept Making

自分たちの会社を強くするために、「自分のしたいこと」「自分ができること」「自分がすべきこと」に対して社員一人一人が真剣に向き合い、その中で、「自分がどうありたいのか」「どうあらねばならないのか」ということを徹底的に考えてもらうきっかけをつくるために、

一人ひとりが意志を持って歩いていく。

会社がこう言うから、でもなく、
みんながそうするから、でもなく、
自分はこう考えるから、に。
その一人ひとりの意思こそが、私たちを強くたくましく変えていきます。

というフレーズに集約しました。

Communication Planning

会社から押し付けられる“会社主導型”の変革ではなく、社員一人ひとりが「よいこと」と納得する“社員参画型”の変革コミュニケーションであることを意識し、社員それぞれのありたい姿や自分の将来の夢などあまり普段人前であまり口にしないようなことを引き出し共有することを意識しました。

Creative Direction

「一人ひとりが意志を持って歩いていく。」というコンセプトを会長自ら体現してもらうために、直筆のメッセージをメインビジュアルで展開。変革を前向きに捉えている社員や心の片隅で何となく「変わらなくてはいけない」と感じている社員の生の声を集めることで、従業員に刺激を与えました。また、変革を加速させために鍵を握っているのが管理者(リーダー)であり、管理者向けの映像を制作し、このプロジェクトに対する経営の本気を管理者(リーダー)に伝え、ともに変革していこうというメッセージを発信しました。