レスモアでいこう。

シンプル&デリシャス ぐるなびウエディング

Mission

結婚するカップルの結婚式離れが進み、今や結婚をしても何もしない「なし婚」カップルは、結婚をするカップル約70万組のうち、およそ35万組にも到っています。2組に1組は、結婚式や披露宴をしない時代となり、結婚式をやる意味がわからない、という声も次第に増えてきました。理由の一つは、経済的な問題です。カップルたちの年収は毎年下がり続け、どこに、どのように、お金を使うべきか、ゲストにいくらまで払わせていいのか、これまで以上にしっかりと考えています。そして、もう一つは結婚のあり方の変化です。現在は、4人に1人は再婚の時代。赤ちゃんを授かってからの結婚も、国際結婚も、年の差のある結婚も、どれも珍しくない時代になりました。結婚式はしたいけど、やりたいスタイルではできないと諦めているカップルも増えています。こうした課題をクリアし、いかにカップルたちに素敵な結婚式を挙げてもらうか。それが多くの式場やレストランを顧客にもつぐるなびウエディングの課題でした。

Concept Making

私たちは、数多くのカップルの生の声から潜在的なカップルたちの気持ちを掴んでいきました。これまでのウエディングは、カップルたちが「大切ではない」と思っていることを大切に守ろうとし過ぎていたのではないか、と。カップルたちの本当の思いに応えるウエディングスタイルがあれば、幸せなウエディングはもっと増えるのではないか、と。そして一つのコンセプトに辿り着いたのです。LESS is MORE.それは、本当に大切なものを見極め、大切ではないものをそぎ落とすことで、さらに本質が輝き始めるという考え方です。「シンプルでいい」という妥協的発想から、「シンプルがいい」という積極的要望へ。 無駄なことを省くことで、大切なことを豊かにしていくという発想へ。このLESS is MORE.を「レスモア」と呼び、カップルや式場・レストランにこの考え方を訴えていくことにしました。

Communication Planning

ウエディング業界の関係者が集まる場で、このコンセプトを伝えるためのコンセプトブックを作成。同時にカップルたちとの接点となるそれぞれの会場やレストランで配るリーフレットやポスターを用意し、営業の方々が使うプレゼン資料のリニューアルを実施。東京、大阪では交通広告でメッセージを発信し、レスモアの考え方を浸透させていきました。

Creative direction

考え方を伝えるために、わかりやすいストーリー作りがまず求められました。それをまずブックレットにまとめることで、様々なツールに展開。レスモアという核となるキーワードを設定したことで、展開が一気に加速しました。