SPEED IS POWER −私たちは速くなる−

組織風土改善プロジェクト

Mission

2006年、リクルートは個人と企業のさらなる成長を目指し、ダイバーシティを推進することを決定しました。その課題として、まず初めに取り掛かったのが、ワークライフバランスの実現でした。長時間労働が当たり前の組織風土を改革するために、どのようなメッセージを発信していけばいいか。そのための言語化が求められました。

Concept Making

長時間労働を良しとする風土に、新たな働き方を浸透させていくには、どうしたら良いか。遅くまで働くことが当然、という考え方が染みついてしまっているリクルートの企業風土・意識を変えるには、どうしたらいいか。それが一番の課題でした。 仕事を通して成長したい、という価値観を持つ社員が多いリクルートでは、「早く帰ろう」「家族との時間、プライベートの時間を大切にしよう」という一般的なワークライフバランスのメッセージは伝わりません。そこでリクルートらしい「成長」をテーマに労働時間の短縮をメッセージしていこうと考えました。 「SPEED IS POWER-私たちは速くなる-」というコンセプトを開発。時間を短くするのではなく、自分が速さを身につけることで、働き方がさらに成長し、結果的に自分自身の生活も変わる、という軸を作り上げたのです。

Communication Planning

社員全員の意識に「SPEED IS POWER」を常に働きかけるよう、社内にポスターを掲出すると同時に、小冊子を配布しました。また、さらなる浸透や共有を図り、ムービーを制作。メールマガジンを通じて多くのロールモデル像を紹介することで、働き方の変化感を伝えていくことに成功しました。

Creative Direction

「SPEED IS POWER」を軸にすべてを展開したことで、短時間で生産性高く仕事をする、という働き方への新たな意識がリクルート住宅カンパニー全体に浸透しました。結果、当初の目標に対して、2008年上期にほぼ全員が達成。労働時間の大幅な短縮に貢献することができました。