オイルショックを機に、この事業部は不動産情報誌をスタートさせ、その後、数々の挑戦によって住まい領域の事業は拡大してきました。35周年を迎えるにあたり、「現状の姿があるのは、過去の挑戦とその成果があったからこそであり、現在は未来を創り出すためにある」ということを領域の社員全員で共有するためのコンテンツ作成をミッションに動きました。
過去のあらゆる資料を集め、情報を整理し、同時に創業時に活躍したOB社員から現在の社員まで、その時々のキーパーソンを選定し、インタビュー・撮影を実施。40名近いOB・OG・社員から集めた声や情報を時系列で整理し、それぞれの取り組みがどのように次に繋がっていったのかを明確にしていきました。
世の中にある周年冊子の多くは資料としてまとめられたものが多く、読み物としては興味を惹かない作り方が大多数です。私たちは、まったく世代の違う現在の若い社員の方々が手にした時、面白くてどんどん読み込んでしまうような、雑誌風でありながら内容の濃い編集物を作り上げることを工夫しました。また映像に関しても、インタビューが中心ではありますが、数多くの素材を実際に映像に盛り込んでいくことで一つの番組を見ているような作り方をしていきました。
読み物として面白い冊子、ドキュメンタリーとして惹きつけるようなムービーを作成し、事業部の全員に共有。さらに研修を行うことで歴史の理解浸透を図り、因と果の関係を考えるきっかけとしました。