小田部 崇

2016年1月入社

PROFILE:新聞記者、Web制作、映像学校講師など様々な職を経て、インサイトコミュニケーションズへ。経営戦略を社内外に伝えるコンセプト設計から、メッセージを受け取った人の心を動かす映像・グラフィック・Web等の制作まで、あらゆるプロセスに携わっている。

クリエイティブの上流工程から携わりたかった。

私がなぜインサイトコミュニケーションズを選んだのか? それは、「クリエイティブの上流工程から携わりたかったから」、に尽きます。

そう思うに至ったのは、学生時代にまで話は遡ります。私はとある企業で、Webサイト制作のアルバイトをしていました。そこは世間で言われる下請けに位置する制作会社。仕事の依頼は広告代理店からが100%で、本来の発注元であるクライアントに直接要望を聞く機会もなければ顔を合わせることもないという環境。そのため、クライアントの真意が分からぬままデザインを組んだり、なぜこの仕様変更を行うのか理由が分からぬまま作業を進めざるを得ないことが日常でした。

当時の私は、「制作会社とはこういうものだろう」と思うほかありませんでしたが、その後、新聞、Web/紙/映像など様々なメディアの制作現場に身を置く中で、上流工程から提案できる環境へ行けば、自分の力をもっと発揮できるはずと気づいたのです。そしてインサイトコミュニケーションズに入りました。

目的はクライアントの課題解決だが、そのスタイルは多様。

クライアントが抱える課題・悩みを解決する。それが私たちの存在意義です。

「新規サービスを成功させたい」、「企業ブランドを再構築したい」、「凝り固まってしまった会社の風土を変えたい」、「これまでにない採用手法を形にしたい」・・・etc. クライアントが抱える課題は非常に多岐に渡ります。だから難しくも面白い。

社内には様々なタイプのディレクター・クリエイティブディレクターがいます。クライアントの課題に対し、問診をして的確な提案を処方するというスーパードクターのような人がいれば、柔軟な発想を武器に新しいアイデアで解決策を導き出す人も。かくいう私は伴走者タイプ。どこまでもクライアントに寄り添い、相手に共感し続け、そして憑依していく。クライアントが抱える苦しみを自分事にし、同じように悩み苦しむのです。すると見えてきます。クライアント社員の皆さんが心の奥底で感じていたことや、ついつい見逃しがちなほんの小さなほつれまで。そのうえで解決策を見いだしていくことで、実効性の高い打ち手を編み出せると私は思っています。

クライアントよりクライアントを知るからこそ。

「クライアントの立場になって考える」は、いろいろな会社でも言われている言葉かもしれません。でも、インサイトコミュニケーションズの場合は、そのレベルが違います。想像や憶測だけでクライアントの気持ちを考えるのではなく、クライアントのなかにどこまでも入り込む具体的な行動を積み重ねていくのです。その一つの方法が、取材です。

1つのプロジェクトで数十人規模の現場社員の方々に取材をすることはざら。長年お付き合いのあるクライアントになると、あらゆる部門で働く数百人の声を聞いているというケースも。さらにはクライアントのサービスを実際に利用しているお客様やステークホルダーの声を拾いに行くことも多々あります。それはつまり、クライアントの隅から隅までを知り尽くしているということです。ときに経営層からは見えない部分まで私たちは把握している。これが多くのクライアントから、「インサイトなら、どうにかしてくれるはず」、「この問題は小田部に頼るほかない」と頼っていただける要因だと私は考えています。

コミュニケーション/クリエイティブ分野での高い知見を持っていることは大前提ですが、それに加えて、クライアントを深く知り尽くす行動をここまで重ねる会社は他にないでしょう。本当に希有な存在だと思っています。

料理をはじめ、「昨日できなかったことが、今日できるようになる」ことが趣味です。