自分の専門分野とは少し違うけれど、なんだか面白そう。 そんな風に、新しい挑戦に心が惹かれた経験はありませんか?
今回の主役は、メディアアートを学んできた美大院卒の新人社員。映像制作はほぼ未経験の彼女が研修で感じたのは、「作りたい」イメージにスキルが追いつかない歯痒さと、それを乗り越えた先にある大きな喜びでした。
その挑戦の成果が、こちらのムービーです。
就職活動中の皆さんへリアルな声を届けるため、このムービーも、企画から編集まで全て新人の手で作り上げています。この記事では、畑違いの分野に飛び込んだ彼女がどうやって“同期の魅力”を引き出そうとしたのか、その制作の裏側をレポートしていきます。
Q:映像制作の経験は?
Sさん:私の学生時代の研究テーマはメディアアート。映像制作に触れた経験といえば学部時代の授業くらいで、ほぼ初心者同然の状態からのスタートでした。
そんな背景もあり、研修の当初はつまづくこともありました。「こんな表現がしたい」というイメージは描けているのに、スキルが伴わなくて上手く形にできない……そんな歯痒さを味わったことも一度や二度ではありません。
しかし悔しい想いをした分、思い描いたイメージを制作できるようになった際の喜びはひとしおでした。手厚い研修や先輩方のアシストのおかげで、今ではこだわりを映像で表現することができるようになったと感じます。
Q:今回制作したムービーでこだわったことは?
Sさん:視聴者の目線に立つことを徹底して制作しました。今回のムービーは、真剣に未来の自分を考える学生の皆さんへインサイトの新人の姿を届けることがコンセプト。まずは「どんな学生さんがこの動画を見るのだろう?」「どんな情報があれば学生さんの役に立つのだろう?」と考えを掘り下げていくことから始めました。
そうしてたどり着いたのが、取材対象者のありのままの良さを届けるということ。きっと視聴する学生の皆さんは、緊張や不安を抱えているはず。だからこそ会社の情報や事業内容を一方的に伝えるのではなく、社員の「人柄」やインサイトという会社の「空気感」を届けられる映像にしようと決めました。
映像表現の技術ももちろん非常に大切ですが、まず何よりも届けたい相手のことを考え抜くこと。見ていただいた皆さんに、このこだわりが伝わっていれば嬉しいです。
Q:今回のムービー制作を通して難しかったことは?
Sさん:最も難しかったのは、取材に先立って完成形を想像する作業でした。どんな映像にしたいのか、そのためにはどんな映像や言葉を撮影する必要があるのか。頭の中に明確なプランが描けていないと、要点が見えないままぼんやりとした取材をすることになりかねませんでした。
実際の撮影時には「これで狙い通りのものが作れるのか」を常に意識して進行することが求められます。加えて、必ずしもプラン通りに進むのが正解とも限りません。偶然こぼれた相手の言葉から、想像もできなかったような面白いストーリーが発見できることもあります。
事前の準備は丁寧に、そしてアドリブも大切に。この二つを両立できるようになるまでが大変でした。撮影の時に爪が甘く、編集しながら頭を抱えたことも……。先輩方にフィードバックをいただきながら、少しずつ解像度を高めていきました。
Q:最後に、今回の制作から得た学びを教えてください。
Sさん:「取材を心から楽しむ」ことの大切さです。取材対象者と話をしながら「なぜこの人はこう考えたんだろう?」「自分ならこうしたかもしれない」ととにかく考え、浮かんだ疑問をぶつけていく。その過程を楽しんでのめり込むことができると、どんどんいい質問ができるようになっていくんです。
この「楽しい」という気持ちは、そのまま制作へのモチベーションにも直結します。作業そのものに没入できますし、「この楽しさ・面白さをどうすれば伝えられるだろう?」とアイデアを膨らませていくきっかけにもなります。
インサイトのビジョン&ミッションである「Enjoy Creativity」を体験しながら身につけることができる、そんな研修だったと改めて感じました。
Sさんがこれからどんなチャレンジをするのか、楽しみですね!
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