トレンド
by インサイト

過去のアンケートは宝の山

みなさん、こんにちは!

今回は、生成AIはインサイトをさらに深掘りするのにとっても役立つというお話です。

これまで企業では、お客様アンケートであったり、お客様インタビューであったり、お問合せセンターであったり、Q&Aであったり、SNSの情報などからも、自社の経営やサービス、製品が顧客に本当はどう思われているのか? 今後それらをより良くするにはどうすれば良いか? を検討するために数多くの情報収集をしてきました。

しかし、その動画データであったり、音声データであったり、テキストデータは膨大で、それらすべてを人が目を通し、まとめ、判断することは時間の面でも、解析の面でも、コストの面でもとても大変なので、多くの企業で、それらのデータの掘り起こしはどうしても後回しにされてきた実態がありました。定量データはまだまとめやすいですが、大量に保管された定性データ(つまり自由解答形式のデータ)からインサイトを読み取るのは困難だった訳です。

そこに登場したのが、生成AI。

この点、生成AIの優れている点が、自然言語処理のレベルが高くなったために、普通に会話していることを生成AIは理解し、それを解析し、さらにはまとめあげることができる点です。

例えばインタビューの動画データであれば、性別、年齢、表情、声のトーンなども判別できますし、そこから、どのポイントで感情が動き、何に対して、良く感じているのか、悪く感じているのか、などを次第に判断できるようになってきているということです。

しかも生成AIなら、時間も体力も関係ありません。ただ過去のデータを与えてあげればいいのですから楽です。もちろん、データを与えてから、しっかりとした指示を出すことが重要なのは言うまでもありません。

とはいえ、こちらが指示を出してあげれば、いくらでも大量のデータの中からその指示にあったデータを取り出し、わかりやすく見せてくれるのですから、過去のアンケートが宝の山と言われる訳です。

これまで埋もれてきた膨大な情報の中から、生成AIがターゲットのインサイトを見つけ、さらにそれに対して、新たな質問や仮説を打ち出していくことで、さらにまた新たなインサイトを発見して、さらに……という具合に、どんどんインサイトを深く洞察していくことが可能になる時代がやってきました。

そう考えると、自社のこれまでのデータを目の前にして、そこに宝がたくさん埋まっているかと思うと、ワクワクしてきますね。本当に時代が動いていることを最近は肌で感じます。

参考リンク

How GenAI Can Help Companies Go Beyond Social Listening

私たちも、これまで蓄えてきた「傾聴する力」や「分析する力」に加えて、生成AIによる「情報マイニング力」をさらに駆使して、「創る」×「作る」で皆様のご支援をしていきます。

インサイトコミュニケーションズでは、若手社員でも早い段階からプロジェクトにアサインされ、お客様と対話をさせていただきながら、業務を遂行していく環境が整っていますので、色々なことにチャレンジしたいという好奇心と情熱あふれる方にはうってつけの職場だと思います。

我こそはと思うみなさん、ぜひご連絡ください!