みなさん、こんにちは!
今回も、生成AIをいち早く取り入れている企業や学校の生成AIの活用事例を見ていきたいと思います。生成AIを活用したいが、どうやればいいのかわからないといった方も多いと思いますので、一緒に見ていきましょう。
LINEヤフー株式会社
LINEヤフー株式会社では、生成AIを活用して広告収入の増加や業務時間の削減を目指しており、具体的には、以下のような取り組みが行われているとのことです。
- 個人向けサービスにおいて、約10か月で合計16件の生成AI機能を導入
- 従業員向けには、独自AIアシスタントやGitHub Copilotを提供し、生産性の向上を図る
- 生成AIを活用するための技術基盤や利用環境を整備し、年間約1,100億円の売上収益増と年間約100億円の生産性改善額を目指す
またすでに、生成AI機能を導入している状況として、下記のようなものがあるとのことです。
- 生成AIによる回答を表示
- 選んだニュースを基に2023年のポジティブ/ネガティブを判定
- 生成AIによる情報検索や画像の翻訳・解析などが可能 など
(参考リンク:LINEヤフー、個人向けサービスを中心に16件で生成AIを活用 従業員約2万人に生成AIアシスタントを提供)
私たちが普段気軽に使用しているサービスの裏側ではすでに生成AIがかなりの動きをしていることがわかります。
文部科学省による生成AI利用支援
文部科学省においても、公立中学校・高等学校等を対象として「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」に示されたパイロット的な取組を進める生成AIパイロット校を公募し、すでに何校も参加しています。
中高生たちが、各教科の授業テーマにおいて、生成AIを使用して、さまざまな活用法や今後の展望などを議論している場がこうして日本中に広がっており、下記リンクにある成果報告会を読むだけでも、次世代の教育がどういうものになっているのか、生成AIを当然に使用する未来がすぐそこまで来ていることをさらに実感できます。
例えば、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校・中学校での授業では、
- 日本社会の課題に係るAI画像を活用した物語の作成(国語)
- Custom Instruction機能を使用したジェンダーについてのディベート(公民科)
- Writingにおける生成AIを活用した表現力向上(英語科)
などを行い、例えば上記の国語では、
- 目的:言語活用能力を高める
- AI:ChatGPT PLUS、DALL-E
- 内容:生成AIに作らせた「現代の日本社会の課題」の画像をもとに、生徒がストーリーを創造して文章で説明する
- 結果:AIの応答や生成画像に含まれる偶然性と現実社会をベースにした情報が有効で、自分の想像以上のものが提案され、議論が進む環境で、熱中して活動していた
などと、まさに次世代の教育の現場の熱い様子が見てとれました。ぜひこちらに掲載されているさまざまな学校の最新事例の様子を読んでみてください。
ちなみに、下記リンク先に掲載されることを承諾した自治体・学校に限った生成AIパイロット校として、令和5年度で、37自治体52校ありました。
(参考リンク:文部科学省 生成AIの利用について)
私たちも生成AIを日々学び、取り入れておりますが、日本社会も本当に毎日高速に進化していることを実感する今日この頃です。
インサイトコミュニケーションズでは、若手社員でも早い段階からプロジェクトにアサインされ、お客様と対話をさせていただきながら、業務を遂行していく環境が整っていますので、色々なことにチャレンジしたいという好奇心と情熱あふれる方にはうってつけの職場だと思います。
我こそはと思うみなさん、ぜひご連絡ください!