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生成AIの活用事例

みなさん、こんにちは!

今回も、生成AIをどのように使えば自社の業務を効率化できるか、その事例を見ていきたいと思います。生成AIを活用したいが、どうやればよいのかわからないといった方も多いと思いますので、一緒に見ていきましょう。

ご紹介するのは、東京都の職員の方々のアイデアが詰まった文章生成AIの活用事例です。

東京都の生成AI活用事例

参考リンク:「都職員のアイデアが詰まった文章生成AI活用事例集」

・2023年8月、文章生成AIの都庁全局利用開始

「文章生成AI利活用ガイドライン」に沿っての使用

・情報漏洩リスクを可能な限り低減するため、Microsoftの「Azure OpenAI Service※1 」を利用

▷入力データが学習目的で利用されない

▷入力データの保存をサーバー側で行わない(opt out※2 機能を利用)

このように、Azureを使用して東京都独自の仕組みを作り、情報漏洩リスクに対応した仕組みの中で、都職員の皆さんがどんどん生成AIを使用しているとのことです。

こちらの資料には、プロンプト作成のコツとして、とても細やかに方法が書いてありました。まだ生成AIを使用して文章をそれほど作ったことがない方や、うまく文章を引き出せない方にはとても有効な情報が掲載されているのでおすすめです。

例えば、

ハッシュタグ(#)で情報を整理

例えば、本を探しているときなど、

#本の種類
小説

などと具体的に指示する方法です。生成AIには何より具体的に論理的に指示を与えるほうがより精度の高い文章が生成されやすいのです。

定量的で具体的な表現での指示

例えば、「上司から部下に年始の挨拶をする文章を作って」という指示ではなく、

下記の内容で文章を作ってください
#話す人
デジタル部 部長
#聞く人
部下の職員
#文章の内容
年始の挨拶
#強調したいポイント
文章生成AIで業務改善に圧倒的なスピードで取り組むこと
#文章の分量
400文字程度

などと、定量的で具体的な表現で指示することで、よりこちらが思い描いている表現に近づいていくということです。この他にも、文章生成AIを使いこなすためのとてもわかりやすいコツがたくさん書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

また、初めてツールを使う職員を主に対象として、アイデアソンを行っていて、そこから生まれたアイデアを事例集に一部掲載していたりと、実際に職員の皆さんがどのようなシーンで活用されているのか、事例も多く掲載されているので、そちらも必見です。

参考リンク:「都職員のアイデアが詰まった文章生成AI活用事例集」

東京都からこういう情報をいただけるのはとてもありがたいことですね。

まとめ

時を経るごとに、生成AIは東京都をはじめ、さまざまな企業でもどんどん活用されてるようにってきました。今はまだ自分たちで文字を打って指示を出していますが、そのうち、パソコン上でポチポチするだけでこちらが考えている文章ができあがるような、ただ話すだけで文章が返ってくるような、生成AIに指示していることを意識しないで利用できるような世界が実現していくのかもしれません。まさにかつて思い描いていたSFの世界がとうとう近づいてきましたね。

インサイトコミュニケーションズでは、若手社員でも早い段階からプロジェクトにアサインされ、お客様と対話をさせていただきながら、業務を遂行していく環境が整っていますので、色々なことにチャレンジしたいという好奇心と情熱あふれる方にはうってつけの職場だと思います。

我こそはと思うみなさん、ぜひご連絡ください!