この記事でわかること
これは、周年事業の担当になった方が頭を悩ませる、よくある社内からの要望です。
マンネリ化を防ぐために、新しい企画が必要になっている。
アイディアは出しているのに、どこかで見たような企画に落ち着いてしまう。
結論からお伝えすると、この悩みの原因は「企画のネタが足りないこと」ではありません。
本当に不足しているのは、出したネタを選ぶための拠り所です。
この記事では、新しいネタ探しに頼らずに、毎回まったく違う周年事業にするための考え方を解説します。
目次
新しいことをやろうと、アイディアを出してみる。
それでも、どこかで見たような企画に着地してしまう。
あるいは、せっかく案を出しても「これでいいのか」と決めきれない。
ここで「もっと斬新なネタを探さなければ」と考えると、たいてい行き詰まります。
新しい企画のリストが欲しくなる気持ちは分かります。
しかし、そこに答えがあるとは限りません。
実は、アイディア自体は出せていることが多いのです。
本当の問題は、出したネタに「決め手」がないことです。
これだ、と自信を持って選べない。
社内の人にも「なぜこれをやるのか」を腹落ちさせられず、説得や社内調整に苦労する。
その原因は、手段である「企画」から先に考えていることにあります。
どんなに立派な企画を立てても、その奥に「なぜそれをやるのか」がなければ、
「で、何のためにこれをやったの?」
という感想が残ってしまいます。
決め手がないのは、ネタの数の問題ではありません。
選ぶための拠り所がない、という問題なのです。
では、企画を選ぶための拠り所になるものは何でしょうか。
それが、「なぜこの周年事業をやるのか」という意味付け、すなわち「コンセプト」です。
コンセプトとは、周年事業を通じて何を伝えたいのか、どんな状態を目指すのかを整理した軸のことです。
コンセプトが定まると、企画には芯が通ります。
芯があるから、「これだ」と決められる。
そして、「なぜこれをやるのか」を、社内の人にも自信を持って説明できます。
逆に言えば、決めきれなさやマンネリ感は、企画力の問題ではありません。
拠り所が定まっていないことのあらわれなのです。
コンセプトが決まると、その後の企画の発想はむしろ広がります。
極端に聞こえるかもしれませんが、企画は本当になんでもいいのです。
芸能人ゲストを呼んでも、有名シェフのライブクッキングでも、マグロ解体ショーや餅つき大会でも構いません。
一見突飛に見える企画でも、コンセプトが先にあれば参加した人の心に残る意味のある企画になるからです。
たとえば、同じ「マグロ解体ショー」でもコンセプトが変わると意味がまったく変わります。
同じ手段でもコンセプトが違えば、参加者に伝わる意味は変わります。
だから、コンセプトが決まったうえで「どうしたらもっと面白くできるか」と工夫を重ねていく。
そのこと自体が、クリエイティブの楽しさであり周年事業の醍醐味でもあります。
ちなみに、よくいただく「費用がどれくらいかかるのか分からない」というお悩みも、根は同じところにあります。
何をどこまで作るかはコンセプト次第で変わるため、コンセプトが決まらないうちは費用も決めようがありません。
逆に言えば、コンセプトが定まれば、本当に必要な制作物や演出がおのずと絞られていきます。
ここまで来ると、自社性や新規性といった悩みも解けてきます。
マンネリから抜け出すために、毎回まったく新しい企画をひねり出す必要はありません。
前回と同じ会場でイベントを開いても、前回と同じように記念映像を流しても、大枠の手段は同じで構いません。
コンセプトが違えば、同じ会場でも空間の使い方や演出が変わります。
同じ映像でも、誰に何を語ってもらい、どんな構成で見せるかが変わります。
つまり、演出や中身がおのずと新しいものになるため、参加した人にとってはまったく別の体験になるのです。
変えるべきは、手段の目新しさではありません。
変えるべきは、その奥にあるコンセプトです。
ここに前回との違いや他社との違いを持たせることで、自ずと手段や制作物にも差別化が生まれてくるのです。
この記事では、周年事業がマンネリ化してしまう理由と、そこから抜け出すための考え方について解説しました。
ポイントを整理します。
周年事業がマンネリになってしまう原因は、アイディア不足ではありません。
新しいネタを探し続ける前に、まず考えるべきなのは、
「なぜこの周年事業をやるのか」
「この節目で、誰に何を伝えたいのか」
「参加した人に、何を持ち帰ってほしいのか」
という意味付けです。
その答えが見えてくると、企画の選び方が変わります。
同じ手段でも、見せ方や伝え方が変わります。
そして、参加した人に残る体験も変わります。
マンネリを抜け出すために必要なのは、奇抜なアイディアではありません。
企画を選び、磨いていくためのコンセプトなのです。
私たちインサイトコミュニケーションズは、周年事業における意味付け、つまりコンセプトを立てるところから、
記念誌・映像・式典といった具体的な形にするところまで、20年以上伴走してきました。
私たちが大切にしているのは、どんなアイディアも「できないかもしれない」ではなく、「どうしたらできるか」を一緒に考えることです。
たとえば、次のようなご支援が可能です。
「前回と同じ内容になりそうで不安」
「新しい企画を出しても、決め手がない」
「周年事業をマンネリで終わらせたくない」
そんなときは、ぜひ一度お声がけください。
骨太の企画を立てるところから、それをどう実現するかという具体的な部分まで、徹底的に伴走します。
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