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by インサイト

企業の生成AIの活用事例

みなさん、こんにちは!

今回は、以前にも書きましたが、再び生成AIをいち早く取り入れている企業の生成AIの活用事例を見ていきたいと思います。生成AIを活用したいが、どうやればいいのかわからないといった方も多いと思いますので、一緒に見ていきましょう。

大日本印刷株式会社

(参考記事:DNPの生成AIの取組み

DNPは、社外のパートナーとの共創を進め、2024年度には生成AIを活用した5つのサービスを市場投入することを目標としているということで、1年間で1,000件のユースケースを創出し、その中から100のプロトタイプを実装し、20件の実証実験を行う方針です。

その記事の中にあったサービスが、

◆社内の業務文書やマニュアルなどのドキュメントを生成AIで利用可能なデータに変換するサービス

文章や表、図を含むドキュメントをAIで構造化して、LLMの回答精度を上げているそうです。リンク先に映像がありますが、データを整形しないままですと、AIが参照したときに、回答できなかったり、間違ってしまうことも多いので、実際の業務情報をAIがデータをより正確に回答できるように整形するというところがポイントなんですね。

株式会社サイバーエージェント

(参考記事:【完全解説】サイバーエージェントの生成AI戦略

サイバーエージェントは、生成AIという概念のない頃からAI研究・開発の専門組織「AI Lab」をつくり、広告事業を中心にいち早くAI活用を進め、さらには、研究とビジネスの両輪を成立させるカルチャーを根付かせてきたことも事業化の成功に繋がっており、生成AIを活用した広告制作で効果を出し、高い増収率を継続しているとのことです。

AIを活用した極予測AIでは、効果の高いクリエイティブを制作し、広告効果実績が2.6倍にもなったり、商品画像の自動生成で難易度の高い複雑なクリエイティブ表現にも対応、またトップAIクリエイターの広告制作量が最大15倍になるなど、高い効果を上げているようです。

またAI Labでは、

・広告クリエイティブの制作支援と自動生成
・視覚・言語表現を統合的に理解する
・CGコンテンツ制作パイプラインの革新
・広告テキストの自動生成と表現理解
・効果的・効率的なアルゴリズムの実現
・対話エージェント 自動対話技術
・次世代の意思決定方法を作る
・最適な意思決定戦略の学習

・実世界AIサービスのための人物行動理解とロボティクス

といったテーマが走っており、これを読むだけで、AIに対する真剣度の違いを感じます。独自の日本語LLMの一般公開や極予測AIによる次世代広告クリエイティブ制作を進めるなど、AI研究開発でも先端を走り、さまざまな事例を生み出しています。

まとめ

科学技術の進歩によって、この世界はより便利に進化してきました。その進化がAIによってさらに加速しているようにも思えてくる最近の日々です。

現段階では、大量のデータからいかに効率的に効果的にデータを取り出し、わかりやすいアウトプットで提示できるかなどが事業において優先度高く進められているようですが、今後は、次世代の対話、次世代の制作、次世代の意思決定、次世代の学習など、これまでとは違った考え方や進め方が生まれてくるのでしょう。

そんな中、私たちも先端を進むこれら企業の生成AIの活用事例をしっかりと学び、自分たちにも取り入れ、新たな事例を生み出し、それをお客様の支援に活用していきます。

インサイトコミュニケーションズでは、若手社員でも早い段階からプロジェクトにアサインされ、お客様と対話をさせていただきながら、業務を遂行していく環境が整っていますので、色々なことにチャレンジしたいという好奇心と情熱あふれる方にはうってつけの職場だと思います。

我こそはと思うみなさん、ぜひご連絡ください!